企業様向けフルカスタマイズ
SNSではアップさせて頂いておりますが、
ブログでは上げていなかったので企業様のフルカスタマイズ仕様案件のご紹介です。
船の無線操作を支援するための陸上支援センターの実証実験車両として製作させていただきました。
このプロジェクトの内容の詳細は企業様のプレスリリースをご覧いただければと思います。
https://www.jrc.co.jp/news/2025/0205-1
今回は上記プロジェクトの車両選定からのご相談。
通常僕らは70年代をメインとしたヴィンテージエアストリームが主ですが、
ご要望やご予算などを何度も打合せさせていただき
高年式のエアストリームに決定。
また、移動時の法令への対応も考え、今回の車両は23ft前後に決定。
なるべく予算内で程度の良い車両を探していると
ソルトレイクシティ近くで発見。


2007年 Safari(サファリ)23ft


内装もめちゃくちゃ綺麗。(この後全撤去しちゃうんですが・・・(笑))
前オーナー曰く、買ったもののあまり使わなくてもったいないので売却しようと思っていた。
との事。数回しか使ってないとか。しかもガレージ内に保管。
そりゃ綺麗なわけです。
価格も交渉成立し、無事購入。
(※エアストリームの現地買い付けは基本現金or小切手支払いになる為、
事前もしくは車両決定時に車両代を頂戴してからの買い付けになります。)
そしてソルトレイクシティからロサンゼルス港まで輸送。
1000kmオーバーの長旅です。





ちなみに牽引して移動中にホテルに泊まると不思議がられるそうです。
おまえ、キャンプトレーラー引いてるのになんでホテル泊まるんだって(笑)
当たり前ですがお客様の車両なので使用しません(笑)



道中写真映えするところがたくさん。
無事ロサンゼルスのロングビーチ港に到着。



真ん中のブルーのラインが入ったエアストリームも僕らが買い付けた車両です。
船のタイミングで同時に積込になりました。
僕らの購入した車両以外にも数台エアストリームがありました。

そこから船でおよそ3週間後、日本に到着します。
通関手続きを済ませて、引き取り。



日本到着後はまず、企業様と状態(サイズ等も)の確認。
その後内装撤去(もったいない背徳感でいっぱいでした(笑))
改めて企業様と内寸の確認等を行い、企業様側のデザインをもとに
お打合せと見積もりの作成、機材の用意をこちらでするのか、
企業様側で手配していただくかの確認。
諸々の打合せとお見積りでOKとなったところで作業開始です。





また、画像には出ませんが、こちらのエアストリームは
外部から電源を取り込んで使用できるように配線関係も改造しています。
エアコンや遠隔操作支援に必要な機材の動力電源を確保できるよう容量も
考慮しつつ配線を引いてあります。
また、内装作業もですが、車検取得に必要な改善作業も行っていきます。



当たりまえですが、日本の法規遵守するように灯火類の追加やその他改善を行います。
そして完成がコチラ。


操作機械とそのシートは企業様からの持ち込みになりますが、
内装・照明は弊社にて作成しました。
こちらのモニターやスクリーンは当然飾りではなくちゃんと機能します。

エアコンもこのようにカバーを製作しその中に設置。
蓋を閉めてしまえば目立たず内装に違和感もありません。
ちゃんと風は出るように開口してあります。


画像で青く光っている間接照明部分はRGBのLEDでいろいろなカラーに変更可能です。
ちなみに外装は車検取得後企業様側でラッピング。
輸送手配は弊社で行いました。




今回は宿泊やキッチンカーなどではなく、
船の遠隔操作の支援オペレーションの施設という珍しい案件でしたが
内装の仕上がりも企業様にご満足いただける出来となりました。
弊社では自社でリフォーム作業が行えるため、
一括してのエアストリームのリノベーションのご相談が可能です。
もちろん、内装を撤去や部分的なリフォームも可能ですのでご相談ください。

また、今回は牽引車両となるFJクルーザーも同時にご依頼いただきました。
法規の範囲はもちろん、牽引に十分な能力を有しているかなどの
判断も弊社ではできますので牽引車両ごとのご相談もお任せください。
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