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エアストリームのラインナップ(長さ)についてののアレコレ

こんばんは。

今日はエアストリームのサイズについての話です。

この内容では1980年より前のビンテージ系に絞ってのお話をさせていただきます。

エアストリームは年代によってもですが15~16ft・17~18ft・18~20ft・21~23ft・24~25ft・26~27ft・28~29ft・30~31ftあたりに大雑把に言うと区分されます。

基本的に新しくなっていくほど同じ名前だったモデルが長くなっていく傾向ですね。

例えばTrade Windというモデルは最初24ftでしたが、70年代に25ftになっています。

WWⅡ後の製造再開モデル以降での話でお話をしていこうと思います。

製造を再開した初年度の1947年は22ftのLinerのみのラインナップでした。

翌年から16ftのWee Wind、18ftのTrailwind、28ftのWhirwindも追加されます。

また、基本的に前後のフェイスのデザインはモデルによって異なりません。

長さだけが変わるので、〇〇年のテールやフロントが好みとなれば後は長さだけ決まればOKです。

ただし!特に1950年以前(50年代もだけど)技術的な問題もあったでしょう。生産台数が極めて少ない車両も珍しくありません。

年間20台くらいの生産のモデルもあります。

なので、そういった車両は希少価値が高いので、程度や価格で選ぶ余地があまりありません。

もしこの手の年代をご要望の方はある程度覚悟と勢いが必要になってくると思います。

年中探している僕でも、Linerは時折見かけますが、ほかのモデルは見かけてことはありません。

もし、この年式の前後の顔で、長いモデルをほしいなんて方がいらっしゃるならば、あったら即買いのレベルですね。

そして50年代にはいるとモデルのラインナップが増えてきます。

エアストリーム史上最小の15ft Cruisette、18ft(1952は17ft) Clipper、21ft Flying Cloud、22ft Liner、25ft Cruiser、32ftのLinerと今のラインナップに近いサイズのラインナップへなります。

ちなみに、リフォーム中ですが、15ftのCruisetteは2年のみの生産で計70台ほどしか生産されていない希少なモデルです。

珍しくラムバンが大きく見えるくらい小さいクルーゼット。

そして以降のモデルはおおよそですが、基本80年代くらいまでは、16ftクラス、20ftクラス、24ftクラス、26ftクラス、29ftクラス、31ftクラスといったラインナップになっていきます。

前にも書きましたが、年式ごとにフェイスが異なって長さが違うといったラインナップなのでお好みの顔で選んで、置きたい長さを選んでいただければと思います。

ただし、近年のモデルを除き、20ftクラス以下は生産台数が少ないのでヴィンテージ市場では当然ながら値段が高めです。

また、60年代後半からはジュラルミンが参加してくすまないようにクリア塗装が入るようになりました。

しかしこれが意外と厄介者でして経年劣化してボロボロになってきます。

クリア塗装の無い60年代前半以前のモデルはほぼ均一にくすんでいくのでそれはそれで味があっていいという方も多いです。もちろんそのまま使用して問題ありません。

一方クリア塗装のあるモデルはクリア剝がれを起こし、そのあとその部分からくすんでいきます。

そこは60年代後半のモデルのデメリットです。

また、ポリッシュしようとするとまずクリア塗装の剝離作業を行いその後ポリッシュになるのでクリア塗装の無いモデルと比べて少々ポリッシュ料金のお値段が高くなります。

さて話が脱線しましたがそして80年代に入って34ftやそれ以上のモデルがあったりします。

34ft(以上)のモデルだけが唯一のトリプルアクセル(三軸)モデルになります。

正直これはやはり2軸までのモデルと比べても、迫力があるので置いてあると目立つし三軸ならではのカッコよさがありますね・・・

特にトリプルアクセルでポリッシュ済みなんてめちゃくちゃカッコいい・・・

『1ft』は約0.3mなので起きたいスペースに合わせてモデルを選んでいただければと思います。

先日もご購入頂いたお客様は31ftだとスペース的に置けない。でもなるべく長いのが欲しい。

ということで29ftをお問い合わせ頂き、ご購入頂きました。

幅に関しては70年代までは8ft以下でしたが、その後8ft5inとなり、

アメリカでのノーマルモデルは日本では車検が取得できない車両になりました。

なので、置きで使用してなるべく広い車両をってことであれば比較的新しい80年代以降もありです。

また、アメリカの相場的には外観がきれいなのも大事なのですが、

やはりキャンピングトレーラーとして使用できることが高評価(=高価格)の一つの目安になります。

日本では中身はいらないけど外装は綺麗なものが欲しいといった要望も多いのですが、

外装がきれいな車両って「レストア途中に諦めた。」なんて車両を除くとほとんどが内装も綺麗に

維持されていたり、リフォームされています。

なので、外装がきれい=高いといった傾向が高くなります。

もちろん、大きな損傷でなければ、DIYや建設関係の方は自社で直すといった選択肢もあるので、

それなりの状態の車両を安く買ってあとは自分たちでっていうのも大いにありです。

特に70年代のパーツは結構入手しやすい(補修用のリプロも多い)ので

今の為替レートでも400万くらい、あるいはそれ以下で車両が手に入ることも十分可能性があります。

ただし、スモールビンテージと呼ばれるような20ft以下の車両はそもそもの生産台数が少なく、

希少価値も高いのでもっと高くなります。

たまに掘り出しモノもあったりするのでそれに関してはエアストリームライフのInstagram在庫情報をまめにチェックしてくださいね。

長々と書きましたが、べつにご興味ある方が詳しい必要はありません。

なんとなくエアストリームカッコいいって気持ちがあれば十分です。

のでお気軽にお問い合わせくださいね。